■食物アレルギー
 アレルギーとは、過剰な免疫反応を起こしている状態をいいます。顔が腫れる、全身を痒がる、ぐったりする、嘔吐・下痢など様々な症状を起こします。症状が重くなると肝臓や肺に障害がでて、最悪の場合ショック症状をおこして死亡することもあるのでできるだけ早期に対応する必要があります。また原因が判明した場合は、その物質との接触を避けることも大切です。食事以外に、植物や、ダニなどもアレルギーの原因となることがあります。治療にはステロイド剤や免疫抑制剤、抗ヒスタミン剤などを使用します。
ミニチュアダックスフント 4歳齢 2日前から全身が赤くなり、痒がっているという主訴で来院。ステロイドを注射したところ一時落ち着いたが、翌日再発したためステロイド内服投与を開始し、アレルギー抗体検査を行いました。2日後、赤みは引きましたが徐々に食欲がなくなり、クッキーしか食べられずぐったりしてきたので入院することになりました。
赤みは引きましたが顔全体がむくみ、全身の皮膚がはがれ(矢印)、ショック症状が見られたため高用量のステロイドを点滴したところ症状は改善し、食欲も戻りました。
後日アレルギー検査の結果、小麦粉、卵に対するアレルギーがあることがわかりました。発症する前日初めて与えた豆乳クッキーがこれらの症状を引き起こし、食欲がなくなってから豆乳クッキーを主食に与えていたことが悪化の原因となったと考えられます。現在は食事に配慮し、クッキーを与えない生活を送っています。元気になり、皮膚もきれいになりました。
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